股関節のクッションの役目を果たしている軟骨の摩耗などにより、骨盤の臼蓋(股関節の受け皿のような部分)と大腿骨の骨頭(先端が丸くなった骨)が変形することで、初期には、立ち上がりや歩行のはじめに股関節に痛みを感じ、進行すると痛みが強くなり、患者によっては常に痛む「持続痛」や就寝時にも痛みを感じる「夜間痛」を起こすこともあります。
中高年の女性に起こりやすいが、臼蓋が小さ過ぎるといった臼蓋形成不全などで生まれつき股関節が傷みやすい人なら、若年でも起こり得ることがあります。子どもの頃にかかった股関節の病気の後遺症として起こることもあります。
股関節は、大腿骨の骨頭という先端が丸くなっている骨が、骨盤側のくぼんでいる臼蓋というところにフィットしており、その構造によって足を前後左右斜めに動かせるようになっている。歩くことで股関節には負荷がかかるが、正常な状態ではクッションの役割を果たす軟骨が衝撃をやわらげているため、大きな問題は起こらない。しかし、加齢などによって軟骨が摩耗すると、少しずつ骨が変形して炎症が起きてしまいます。
一般的に体重が重いほど股関節の負荷が大きいため、軟骨が減りやすくなる。また、臼蓋が小さ過ぎるといった臼蓋形成不全に気づかないまま長年過ごし、中高年になって痛みが出る場合もある。
臼蓋形成不全は、乳児の頃に足を伸ばしてあてるタイプの布おむつによって股関節の角度が浅くなってしまったことに関係があるといわれているため、紙おむつが主流になった近年では形成不全は減少しているようです。

